日本IBMは12月10日、IBM製ミドルウエアを取り扱うインテグレータなどのパートナ企業に向けたソフトウエアの検証センターを、東京・渋谷に開設した。パートナ企業はIBM製ミドルウエアを、IBM製以外のハードウエアやアプリケーションと組み合わせたときの動作状況などを検証できる。

 センターの名称は「ソフトウェア・コンピテンシー・センター(SWCOC)」。検証対象のミドルウエアはデータベース・ソフト「UDB DB2」、Webアプリケーション・サーバー「WebSphere」、グループウエア「Notes/Domino」、運用管理ソフト「Tivoli」の4種類。センターには、IBMのスタッフ約120人が常駐する。

 パートナ企業は、自社の顧客にデモを見せるためにこの検証センターを使うことができる。センターの名称に「IBM」が含まれていないのは、そのためだ。IBMのソフトウエア販売支援企業「PartnerWorld for Software(PWSW)」に指定されたパートナ企業であれば、センターを無料で利用できる。

 SWCOCの開設に合わせ、IBMは同社製ミドルウエアに関する社内情報の一部をパートナ企業に開示する。内容は、システム案件ごとにIBM製ミドルウエアをどのように組み合わせるとよいか、といった手引きや、不具合が起きた製品の情報や修正情報など。ただし、「どこまで情報を開示できるかは、まだ詰めている段階」とソフトウェア事業部長を務める堀田一芙常務は話す。

 日本IBMはパートナ企業向け支援の一環として、IBM製ミドルウエアの研修メニューを拡充することも明らかにした。「これまでの研修は、販売してもらうための機能説明に近かったが、今後は『DB2 UDBのパフォーマンス・チューニング』といった実践的なメニューも用意する。ハードウエアの違いも考慮して、これまでより細かく指導する」(堀田常務)。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ