会計関連のソフトウエアを販売するアイ・ティ・エル(http://www.itl-net.com)は12月下旬から、バランス・スコアカード(BSC)作成ソフト「QPR ScoreCard」を出荷する。QPR ScoreCardの特徴は、BSC作成の際に利用する評価指標のサンプルがあらかじめソフトに入っていること。

 サンプルは業種ごとに用意されており、合計で約4000個ある。評価指標を算出するための計算式をカスタマイズすることも可能だ。「BSCを作成するときに最も大変なのが評価指標を決めること。ユーザーはサンプルの評価指標を利用することで、BSCを簡単に作れるようになる」と鈴木正明社長は話す。

 QPR ScoreCardには、分析の視点として「財務」、「顧客」、「社内」、「学習と成長」といった一般的なものが用意されているほか、独自の視点を定義することもできる。財務データや売上データなどから評価指標の値を計算し、上記の視点のもとで分析する。「最近ではBSCを、経営戦略の策定やIR(インベスターズ・リレーション)に利用する企業が増えてきている」(久住呂厚平会長)。

 QCR ScoreCardは、基幹システムやデータ・ウエアハウスに蓄積したデータを取得しBSCを作成する。財務データや売上データから異常値が発見されたら、担当者に電子メールで知らせるアラート機能もある。

 アイ・ティ・エルは、QCR ScoreCardとBSC導入のためのコンサルティング・サービスをセットにした「BSCコンサルパック」も用意。BSCコンサルパックでは、BSC作成のための企業分析や独自指標の作成支援などを実施する。BSCの導入前に企業の現状を分析する「ビジネス・マッピング・サービス」もある。

 価格は、QCR ScoreCardのスタンドアロン版が150万円、開発ツールが400万円から(1サーバー、10クライアント)。BSCコンサルパックは、ソフトウエアを除いて350万円から。ビジネス・マッピング・サービスは180万円から。

島田 優子=日経コンピュータ