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米ピープルソフトのレニー・ロートン副社長
 「米国企業のCIO(最高情報責任者)は、システム構築プロジェクトの投資対効果を把握することに強い関心を寄せている」。こう語るのは、米ピープルソフトのレニー・ロートン副社長だ。ロートン氏は、ERPパッケージ(統合業務パッケージ)「PeopleSoft」の財務/管理会計ソフトを担当している。

 このような動きが出てきた理由として、ロートン氏は景気低迷を挙げる。「経営環境が厳しくなったことで、企業活動の投資対効果を把握することが不可欠になってきた。システム構築プロジェクトも例外ではない」とロートン氏。「最近では米国企業のCFO(最高財務責任者)が、情報システムの経費削減に大きな期待を寄せるようになった。そのためCIOには、情報システムの投資対効果をしっかり把握することが求められている」と説明する。

 米ピープルソフトは12月16日(米国時間)、システム構築プロジェクトの投資対効果を測定できる新しいソフト製品「Project Portfolio Management」を発表した(http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20021217/13/)。この製品を利用することで、「投入した要員や進捗状況などから、プロジェクトごとの投資対効果を把握することができる」(ロートン氏)。なお日本では、Project Portfolio Managementを2003年第1四半期に出荷する予定である。

 ロートン氏はこのほか、情報システム部門に求められている役割についても言及した。「米国では、情報システム部門の役割は社内の各部門にITサービスを提供すること、という考え方が広がってきた。この考え方が浸透すれば、情報システム部門が提供するITサービスの効果測定がますます重要になる」と指摘する。

西村 崇=日経コンピュータ