加ワークスブレインのデイビッド・オシップ社長 「従業員が自分の欲しい情報を自分で取得できるようにすれば、年間で3%のコスト削減ができる」。こう話すのは、ERM(エンプロイ・リレーションシップ・マネジメント)ソフトを販売するワークブレイン(カナダ)のデイビッド・オシップ社長だ。ERMソフトとは、ワークフローやスケジュール管理、電子メールのソフトなど社内の情報を統合し、社員が業務を遂行するのに必要な情報を、自分で取得できるようにする。

 オシップ氏は、「ERMの原理は銀行のATMと同じ。お金が必要な時に、お金をATMに引き出しに行くのと同様に、社員が自分が必要な情報を必要な時に引き出すイメージ」と説明する。「ERMソフトを利用すれば、手作業の業務が減り、コスト削減につながる。手作業が少なくなるということは、それだけ間違いも減る。企業は書類の不備や間違いの訂正に年間かなりのコストをかけているはずだ」(オシップ氏)。

 ワークブレインの主力製品は「ERM3.0」。ERM3.0は、Javaで社内用の帳票を作成するツールや、Javaアプレットでワークフローを記述するツールを持つ。また、「XMLで社員のスケジュールなどの情報を記述するエンジンが特徴。XMLを利用しているので、スケジュールの変更や社員の異動が起こった際なのど柔軟に対処できる」(オシップ氏)。

 「実際に当社のERMソフトのユーザーの中には、1万9000人の社員のスケジュール管理を、手作業と比較して2分の1の時間でできるようになった企業があった」とオシップ氏はERMソフトの効果を強調する。Worksbrainは、4月に日本法人の設立を予定している。「米国ではERMソフトの導入が盛んになっている。日本でも同様の需要はこれから出てくるだろう」と日本市場への意気込みを語った。

(島田 優子=日経コンピュータ)