マウンテンビュー・データのクリフ・ミラー社長
 ストレージ管理ソフトの開発・販売を手がけるマウンテンビュー・データは2月26日、複数のパソコン・サーバーに対するOSやミドルウエアの導入・設定を効率化するソフト「PowerCockpit 2.0」を発表した。対象OSは、Red Hat Linux、Turbolinux、Windows2000/XPなど。

 「PowerCockpit 2.0を利用すれば、複数のコンピュータを運用・管理しているシステム管理者の手間を軽減できる」とクリフ・ミラー社長(写真)は語る。具体的には、あるサーバーのOSやミドルウエアの設定情報を、ネットワークで接続された複数のサーバーに短時間でコピーできる。同社が実施したデモでは、サイズが400MB程度のOSを3台のサーバーに同時にコピーする作業を、1分強で完了した。通常、OSなどの導入作業は、サーバー1台につき1時間程度かかる。

 PowerCockpit 2.0には、複数のサーバーで構成するシステムにおいて、各サーバーの役割を動的に変更できる機能もある。例えばWebシステムでは、トランザクションの少ない時間帯には、“遊んでいる”サーバーがある。そのようなサーバーをほかの業務システムの処理に振り向ければ、ハードウエア資源を有効に利用できる、としている。

 「PowerCockpit 2.0は、初年度5000クライアント(クライアントはコピー先のサーバーの台数)の販売を見込んでいる」と五十嵐教司 取締役は話す。発売は3月1日、出荷は3月20日の予定。オープン価格だが、実売価格は1クライアントあたり数万円程度を見込んでいる。

広岡 延隆=日経コンピュータ