左から森重鉄雄りそな銀行副頭取、勝田泰久りそな銀行頭取兼りそなホールディングス社長、梁瀬行雄りそなホールディングス副社長
写真●左から森重鉄雄りそな銀行副頭取、勝田泰久りそな銀行頭取兼りそなホールディングス社長、梁瀬行雄りそなホールディングス副社長
 「システム統合については、今のところテストを含め順調だと報告を受けている」。

 大和銀行とあさひ銀行が合併・分離して発足した、りそな銀行と埼玉りそな銀行が3月3日、営業を開始した。大阪市中央区のりそな銀行大阪本社ビルで、午前8時30分頃から行われた記者会見で勝田泰久りそな銀行頭取兼りそなホールディングス社長(写真中央)は、旧2行の勘定系システムの統合作業に関して冒頭のように発言。「ただし、まだ予断は許さない状態だ。これからも1週間、1カ月、2カ月と緊張感を持ちながら様子を見ていく」と続けた。

 りそな銀は旧大和銀と旧あさひ銀の勘定系システムをリレー・コンピュータによって接続することで、二つのシステムを統合した。これは、昨年4月に大規模な障害を引き起こしたみずほ銀行が採用したシステム統合方法を同じである。

 旧大和銀と旧あさひ銀の勘定系を統合する一方で、りそな銀行は旧あさひ銀の勘定系の一部を、グループ行である埼玉りそな銀向けに分離する作業も実施した。今後は「約1年半をかけて旧大和と旧あさひのシステムを一本化する」(勝田頭取)。さらに、一本化したシステムに、奈良銀行と近畿大阪銀行を順次取り込んでいく。

 午前8時から開かれた記念式典には、約150人の社員が参加。勝田頭取は「合併に向けたこれまでの努力に敬意を表します」と社員の労をねぎらった。それと同時に「お客様の信頼を失うことは私たちの存立基盤を失うことを意味する。『りそな』という名前が受け入れられるかどうかは、みなさんの活躍にかかっている」と語り、社員の気を引き締めた。

(栗原 雅=日経コンピュータ)