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クラステクノロジーの四倉氏(左) 生産管理システムの構築を支援するJavaフレームワーク「ECObjects」の開発・販売元であるクラステクノロジー代表取締役の四倉(よつくら)幹生氏が、経済産業省と中小企業庁による「平成14年度創業・ベンチャー国民フォーラム起業家及び起業支援家表彰」の起業家部門で経済産業大臣賞を受賞した。

 3月3日に東京国際フォーラムで開催された表彰式で、四倉氏は「最初のうちは“アドベンチャー”と言われていたが、これでようやく“アド”がとれてベンチャーになれた。今後、いっそう社会貢献につながる活動を進めていきたい」と語った(写真左が四倉氏)。

 四倉氏は、1958年宮城県生まれの44歳。日本ユニシス・ソフトウェアのSEを経て、96年にクラステクノロジーを設立。当初は開発支援ツールのDelphiやCentura向けクラス・ライブラリの販売やシステム・インテグレーション(SI)が中心だったが、98年に生産管理を支援するアプリケーション・フレームワークであるECObjectsを投入(NECからは「NSObjects」という名称でOEM販売)。現在はECObjectsを中心とするパッケージ販売やSI活動を展開している。

 その間、クラステクノロジーの社員数は設立当初の3人から70人(2003年)に、売上高は2000年の約3億3000万円から約9億4000万円(2002年)に増えた。NECのほかに日立製作所や日本IBMなどが販売パートナとなっている。ECObjectsの導入実績は、国内の自動車メーカーや電気・電子メーカーなど60社以上に上る。

 創業・ベンチャー国民フォーラムは、創業者やベンチャー企業を支援する普及・啓発活動のために2000年に設立された。芝浦工業大学学長の江崎玲於奈氏が会長を、ユニ・チャーム代表取締役会長の高原慶一朗氏が副会長を務める。四倉氏が受賞した起業家部門は、「リスクを恐れず自らの夢を、企業への挑戦を通じて実現したチャレンジ精神溢れる起業家であり、かつ、企業を目指す者のモデルとなる起業家」に対して与えられる。

田中 淳=日経コンピュータ