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 Web関連ソフト開発やサービスを手がけるアイ・モバイルは3月4日、アルバイトをはじめとするパートタイム・スタッフのシフト管理や労働時間管理、スタッフ向けのeラーニングなどを支援するアプリケーション「チームダイナミクス(TDX)」の出荷を開始した。スタッフとのやり取りやeラーニングに携帯電話を利用することが特徴。すでに石油大手のエクソンモービルがTDXの採用を決定しており、4月からセルフサービスのガソリン・スタンド「エクスプレス」でのスタッフ管理に使用する予定である。

 TDXは、(1)どのスタッフがどの時間帯にどれだけ働くかという「シフト」の作成や運用、(2)タイムカードと同様の機能を使った労働時間管理、(3)勤務時間外にスタッフが学習できるようにするeラーニング、(4)スタッフ向け、あるいはスタッフ間のコミュニケーションなどを実現するためのアプリケーション。

 (1)では、携帯電話のWeb機能を使ってスタッフが希望する勤務時間を登録すると、TDXはその結果を整理して表示する。最適な人員配置計画を自動的に作成する「仮シフト自動作成機能」も備える。アイ・モバイルの斉藤信也オペレーション・ディレクターは、「シフト管理を支援するアプリケーション・パッケージはほかにもあるが、人員配置計画の作成やeラーニングまで広範囲にカバーできる製品は他にないのではないか」と話す。

 TDXで使用するeラーニング・コンテンツなどを作成する機能も提供する。「ユーザーがWebサイトを容易に作成できるようにすることを狙った既存製品である『カスタマーダイナミクス』の機能をそのまま使っている。操作性のよさには自信がある」(斉藤ディレクター)。アプリケーションはすべてJavaで書かれており、Javaが利用可能なOS上で動作する。

 TDXを利用する際は、ユーザー企業内にサーバーを設置することも、サーバーをアイ・モバイルに置いてホスティング・サービスの形をとることもできる。価格はシステムの形態やユーザー数によって異なるが、「大規模なシステムではトータルで1億円を超える。小規模では1ケタ以上安くなる」(斉藤ディレクター)。

 アイ・モバイルは2000年5月に設立されたベンチャー企業。当初はモバイル・アプリケーション用ミドルウエアをビジネスの中心に据えていたが、現在ではそのミドルウエアを使ったアプリケーションの開発・販売や、アプリケーションを利用したホスティング・サービスを主軸にしている。

田中 淳=日経コンピュータ