PR
 カルビーポテトは3月31日、SAPジャパンのERPパッケージ(統合業務パッケージ)である「R/3」の販売管理モジュール(SDモジュール、SDはSales & Distributionの略)を稼働させた。このシステムのポイントは二つ。(1)親会社カルビーとシステム基盤をR/3に統一していること、(2)カルビーと一体でトレーサビリティ・システムを構築していることだ。

 カルビーポテトは1980年に、カルビーの原料部門が独立してできた子会社。農家からのじゃがいもの調達、貯蔵などを主な事業とする。カルビーポテトは、SDモジュールを使って農家からじゃがいもを調達し、カルビーに引き渡す。親会社のカルビーは既に稼働させているR/3の在庫/購買管理モジュール(MMモジュール)でじゃがいもの受け入れを管理する。SDモジュールからMMモジュールへデータを渡すことは容易である。

 カルビーポテトとカルビーは、トレーサビリティも確保している。じゃがいもの保存用コンテナに一つひとつ識別番号を割り振り、栽培農家、収穫日、新鮮さなどのデータをデータベース化する。さらに必要なデータを、カルビーポテトの販売管理、カルビーの在庫/購買管理、生産といった各システムに、CSV形式のファイルを転送することで引き継ぐ。ポテトチップスなど最終製品の袋に印字されたロット番号から、それが「どの農家でいつ収穫されたじゃがいもか」という特定が可能である。

(鈴木 淳史=日経コンピュータ)