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 「Webサービスが普及すると、セキュリティや使い勝手に優れた標準的なユーザー認証規格が必要になる」。米ヒューレット・パッカード(HP) ソフトウェア事業統括本部のジェーソン・ロールト シニア・ソリューション・アーキテクトは、こう強調する。

 ロールト氏は、「Webサービスの技術を使うと、社内システムだけでなく、グループ会社や社外のシステムなどと連携しやすくなる。ただし、それらのシステムと連携するのに、その都度ユーザー認証のためのIDとパスワードの入力が必要になったりしては、Webサービスのメリットが生かせない」と語る。

 そこで日本HPは4月24日、社内外に存在する複数のシステムを1回のユーザー認証で利用できるようにするシングル・サインオン・システムの、開発・構築を支援する事業を開始した。事業の名称は「リバティ・アライアンス推進プログラム」。

 リバティ・アライアンス推進プログラムでは、異なるベンダーのシステムでもシングル・サインオンが可能なソフトの提供や、ユーザー向けのシステム構築支援、インテグレータ向けの技術支援、相互認証のテストなどを行う。このプログラム向けに40名程度の専任チームを発足させた。インテグレータやメーカーなどのパートナのユーザー認証機能を利用したシステムで、相互認証できるかを検証するための施設も開設した。

 このプログラムの一環として日本HPは同日、同社製シングル・サインオン用ソフト「hp IceWall SSO」をシングル・サインオンの標準規格であるLiberty1.1に準拠させるオプション・モジュールを販売し始めた。出荷は5月1日からである。価格は240万円から。

 Libertyは、HPやサン・マイクロシステムズなどのベンダー160社が参加する業界団体「リバティ・アライアンス」が標準化したWebサービス向けのユーザー認証の管理規格。この規格に沿うことで、他社のWebアプリケーションと連携する場合などでも、シングル・サインオン機能を利用できるようになる。

鈴木 孝知=日経コンピュータ