経済産業省の外郭団体である情報処理振興事業協会(IPA)は5月7日、プロジェクトマネジメント手法の一つである「EVM(アーンド・バリュー・マネジメント)」についてのガイドラインを公表した。「EVM活用型プロジェクト・マネジメント導入ガイドライン」として、EVMの概要だけでなく、EVMに基づくプロジェクトの進め方などをまとめた。米国の政府調達におけるEVMの利用事例を紹介した調査報告書も添付している。

 経産省は情報システムの政府調達や、開発におけるプロジェクトマネジメントにEVMを利用したい考え。入札する際の評価基準や、プロジェクトの進捗を評価するための指標として、今回のガイドラインを使う意向だ。経産省の河野太志商業情報政策局 情報処理振興課長補佐は、「EVMガイドラインを使ってプロジェクトの成果や進捗を評価できる人材を政府内に育成するのが目標」と語る。

 ガイドライン類は、IPAのWebサイトから入手できる。経産省のWebサイトでも近く公開する予定である。

 EVMは、個々のプロジェクトに必要な期間とコストを想定し、これらの計画値と実績値の差によって、プロジェクトの進捗状況を測定する手法のこと。

鈴木 孝知=日経コンピュータ