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 インターネット専業のジャパンネット銀行のすべての取り引きが、システム障害のため5月8日夕方から現在(9日午前9時)まで停止している。原因は基幹系システムのデータベース・サーバーに何らかの障害が発生してダウンしたこと。基幹系のダウンは同行の2000年10月の開業以来初めて。「4月末に起きたアクセス集中によるトラブルとは関係がなく、システム改修によるものでもない」(ジャパンネット銀行)と説明している。

 8日午後6時14分に発生したデータベース・サーバーの障害は、9日午前9時時点でも解消できていない。提携ATMからの入出金や、パソコン、携帯電話からの振り込み、取り引き照会といったすべてのサービスが停止している。ジャパンネット銀行は9日午前9時からの稼働を目標に復旧作業に専念していたが、作業に手間取り、復旧は正午ごろまでずれ込む見通し。

 ジャパンネット銀行は4月28日と30日に、アクセス集中のため、パソコンからの取り引きに時間がかかるトラブルがあったばかり。だがこの時は、ATMからの入出金や、携帯電話からの取り引きは正常だった。5月3日から5日の連休中に通信回線の増強を行い、トラブルは解消していた。

 同行は、今回のダウンはアクセス集中や通信回線の増強とは無関係だとしている。また「特別な基幹系システムの改修作業もなかった」(広報担当)としており、データベース・サーバーにハードウエアの障害が生じたか、何らかのソフトウエアのバグが顕在化したものと見られる。ジャパンネット銀行は三井住友銀行系列で、インターネット専業銀行の第1号。

(井上 理=日経コンピュータ)

【追加情報】
 ジャパンネット銀行のホームページによれば、復旧作業に予想以上の時間を要したため、本日中の他行宛て振り込みができる最終時刻である午後3時になってもシステムを復旧できない可能性がある。