「企業で稼働する業務システムのうち、7割がCOBOL資産だと言われている。この資産を容易に再利用できるようにしたいというニーズは高い」と、オープン系COBOLベンダーであるマイクロフォーカスの田島裕史代表取締役は語る。同社は今年9月、WindowsベースのCOBOL開発・実行環境の新版を出荷するが、新版の最大の目玉は、COBOLアプリケーションをWebサービスとして外部から利用できる機能の追加だ。

 9月に出荷するのは、(1)Windows上で動作するCOBOL開発環境の「Micro Focus Net Express 4.0J」と、(2)Windowsサーバー上でCOBOLアプリケーションを実行させるミドルウエア「Micro Focus Enterprise Server for Windows」の2製品である。

 (1)は、COBOLアプリケーションで扱う変数などを基に、WSDLファイルを自動生成する機能を備える。WSDLファイルは、Webサービスのインタフェースを記述するものである。「この機能を利用するだけで、既存のCOBOLアプリケーションをWebサービスとして外部に公開する準備が整う」と、マイクロフォーカスの小林純一技術部シニアマネジャーは説明する。

 COBOLアプリケーションをWebサービスとして動作させるために必要なのが、(2)のEnterprise Serverである。(2)はWebサービスの通信プロトコルであるSOAPを使った通信機能を備える。