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米データコア・ソフトウェアのテクセイラ社長 「ストレージの価格は安くなっていると言われているが、まだ企業向けのストレージ・システムのコストは高すぎる。ユーザーがそれに早く気付いて欲しい」。こう語るのは、ストレージ管理ソフト・ベンダーの米米データコア・ソフトウェアのジョージ・テクセイラ社長兼CEO(最高経営責任者)である。

 テクセイラ社長は、「ベンダーは、ストレージのハードを販売する時、『新製品は既存製品に比べて、価格が20%安くなっている』という。価格が安くなっているのは事実だが、この表現はユーザーに得をしたと思わせるための罠がある」と注意する。

 というのも、「ディスク・ドライブの市場価格は、ここ数年で容量あたり10分の1から20分の1に安くなっている。にもかかわらず、“ストレージ・システム”としてベンダーが企業に売る価格は、20%しか下がっていない。これは明らかにおかしい」(テクセイラ社長)からだ。特に、「単一ベンダーによるユーザーの囲い込みが多い日本では、この価格ギャップが起こり易い」と見ている。

 テクセイラ社長は、「ただし、ストレージ・システムのコストが高いという時、問題なのはハードだけではない。ストレージ・システムのコストを本当に減らすためには、複雑化・肥大化するストレージ・システムをいかに簡単に運用するかを考えるべきだ」と続ける。

 「ストレージ・システムのコストの多くを占めているのは運用コスト。現在の運用コストはハードのコストの6~8倍にも達している。今後も、データ量やストレージ機器の数が増えるごとに運用コストは大きくなっていく」(テクセイラ社長)からだ。ユーザーが囲い込みを逃れて様々なベンダーの安価なストレージを使ったとしても、異機種システムを組み合わせたことによって、管理が面倒になり運用コストが上がってしまうことがある。

 データコアは、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)に接続された異機種、異ベンダーのストレージ装置を一括管理できるソフトを開発・販売している。

(鈴木 孝知=日経コンピュータ)