「今回新しく販売を開始するHP-UXも10年保証をつける」。米ヒューレット・パッカード(HP)でHP-UXマーケティング・マネージャを務めるマイク・ウォードリ氏は、7月1日から販売を開始する「HP-UX 11i version2」のパッチ配布などのサポート期間に言及した。「UNIXにここまで長期の保証を付けているメーカーは聞いたことがない」と強調する。

 ウォードリ氏は「この新OSは次世代のItanium 2プロセサ(開発コード:Madison)を見越してのもの。10年の長期保証をつけたのも次世代のItanium 2プロセサとHP-UXの組み合わせが、市場を席巻すると確信しているからだ」という。

 新バージョンでは、セキュリティとスケーラビリティを強化したほか、Linuxとの親和性を高めた。「Linuxを搭載したItaniumサーバー向けアプリケーションを、HP-UXを搭載したItaniumサーバーで動かす。そのような使い方が増えてくると見ている」(ウォードリ氏)と語る。HPは、Linuxアプリケーションとのバイナリ互換を可能にするためのソフト「Linux Runtime Environment」を2003年の後半にも出荷する。

 HP-UX 11i version2の価格は1プロセサあたり16万9000円から。10年間の保証は市場への出荷開始日を基準にする。

松浦 龍夫=日経コンピュータ