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 Linuxで稼働するサーバー・ソフトを開発・販売するホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は7月25日から、メール・フィルタリング・ソフトの新製品「HDE Mail Filter 1.0」を出荷する。送信元を偽ってスパム・メールなどを送信してくる可能性があるメール・サーバーのホスト名を取り込んで、受信拒否する機能を備えることが特徴。NPO(非営利団体)の「ORDB.org」が、ORDB.orgのWebサイト上で危険なホスト名として公開しているデータベースを利用する。一般のメール・フィルタリング・ソフトと同様に、あらかじめ設定したキーワードやメール・アドレスに該当する内容、送信元/先の電子メールの送受信を遮断する機能もある。送受信されたメールをすべて保存しておく機能や全文検索機能を標準で装備する。

 価格は25ユーザーで30万円、50ユーザーで50万円。この分野で売れ筋のGUARDIAN WALL(NECソフトとキヤノンシステムソリューションズが販売)は50ユーザーで120万円なので、HDE製品には割安感がある。HDEは、低価格を前面に押し出して、個人情報を扱う部門/部署や中小企業などの新市場を開拓したい考え。住民基本台帳ネットワークの二次稼働を控えて住民データなどの漏洩に厳しい目が向けられる自治体にも売り込む。

 HDE Mail Filterは、Red Hat Linuxで動作する。プロセサが800MHzのPentium III 主記憶512Mバイトの構成のサーバーを使った場合、1時間に約1万通のメールを処理できるという。フィルタリング機能と、メール保存機能や全文検索機能は異なるサーバーで動作させることができる。この場合、さらに処理の能力は上がる。ただし、そのためには別途、設定費用が必要になる。

鈴木 淳史=日経コンピュータ