「今回の改定でギアを入れ替え、より実力のある技術者を育成したい。上級の資格を新設したのは上昇志向を持ってもらいたいからだ」と日本オラクルで教育事業を担当する武井直エデュケーションサービス本部長は語る。

 日本オラクルは10月から、同社製品の技術者認定資格「ORACLE MASTER」の体系を、米オラクルの技術者認定資格である「Oracle Certified Program」に合わせて改定する()。米オラクルに合わせることで、今後は全世界で通用する資格になる。米オラクルは日本オラクルの制度を基に認定資格を世界的に設けたが、日本の体系とは違っていた。ORACLE MASTERは1994年に日本オラクルが始めた認定資格。初級のSilver、中級のGold、上級のPlatinumの3段階からなる。

 今回の改定で最も大きな変更はデータベース管理・運用者向けの資格の体系変更だ。米オラクルの体系に沿って、これまでの資格より上級の資格を新設し、“新Platinum”とする。それに伴い、“現在のPlatinum”が“新Gold”に、“現在のGold”が“新Silver”に格下げになる。“現在のSilver”は「ORACLE Silver Fellow」という名称になり、“MASTER”ではなくなる。

表●現在と10月以降の「ORACLE MASTER」の対応関係(データベース管理者向け)

現在 改正後 米オラクル(参考)
--- ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database Oracle Certified Master(OCM)
ORACLE MASTER Platinum ORACLE MASTER Gold Oracle9i Database Oracle Certified Professional(OCP)
ORACLE MASTER Gold ORACLE MASTER Silver Oracle9i Database Oracle Certified Associate(OCA)
ORACLE MASTER Silver ORACLE Silver Fellow ---

 改定以前に取得した資格が効力を失うことはないが、今後はSilver、Gold、Platinumという同じ名称が改定前と違う意味を指すことになる。武井本部長も「1~2年の間、混乱が生じることはやむを得ない」と認める。