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 UFJ銀行をはじめとするUFJグループは今年9月をメドに、グループ企業向けの共通システム基盤「総合金融プラットフォーム」を刷新する。最大の特徴は、基盤のOSにLinuxを採用したこと。TCO(システムの総コスト)の削減を狙う。「従来のUNIXに比べて、価格性能比は最大で4倍向上すると見ている」(UFJ銀行システム企画部)。

 総合金融プラットフォームは、Linuxを搭載したIAサーバーと、データベースのOracleやWebアプリケーション・サーバーのBEA WebLogic Serverといったミドルウエア、通信ネットワークからなる。現在は、UFJ銀行が情報系の一部を動かすのに使っているほか、グループのリース会社も基幹系システムのインフラとして採用している。

 UFJグループはTCOの削減効果を見ながら、総合金融プラットフォームの適用範囲を広げていく。来年には、UFJ銀行がデリバティブ(金融派生商品)関連のシステムを共通システム基盤に移す予定だ。

 総合金融プラットフォームの構築・運用は、グループのシステム・インテグレータであるユーフィットが手掛ける。ユーフィットは、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式でグループ企業向けに総合金融プラットフォームを提供。グループ企業はユーフィットに利用料を支払ってプラットフォームを使う。

 ハードウエア構成は、イージェネラのブレード型サーバー「BladeFrame」が30台強。サーバーの導入は、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)とCTCファイナンシャルエンジニアリングが支援する。導入するLinuxのディストリビューションはRed Hat Linux。基盤の構築費用は約5億円。

大和田 尚孝=日経コンピュータ