日立製作所日立システムアンドサービスは8月1日から、財務データの再利用性を高めるソフト群を順次出荷する。損益計算書や貸借対照表などのデータを「XBRL(エクステンシブル・ビジネス・レポーティング・ランゲージ)」と呼ぶデータ形式で処理できるようにして、異なるシステム間での受け渡しを容易にするのが特徴だ。

 XBRLは、XMLを使って財務データを表記するための標準規格。標準規格に基づいたデータの識別子(タグ)を使って財務情報を表記するので、「複数社のデータを比較する」、「様々な財務報告書の形式に合わせて出力する」といったことが簡単にできる。

 日立はまず、8月に2種類のソフトを出荷する。一つは、「GEMPLANET XBRL仕訳入出力」。日立製ERPパッケージ(統合業務パッケージ)「GEMPLANET」にXBRL形式の財務データを取り込めるようにする。もう一つは、日本オラクルのERPパッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」にXBRL形式の財務データを入力するための「Oracle E-Business Suite XBRL仕訳入出力」である。

 11月には三つの製品を出荷する。「XiRUTE(サイルート)シリーズ XBRLツールセット」はXBRL形式の財務データを勘定科目ごとに自動で仕訳する。XBRLで記述した財務データの内容を解析する「Cosminexus Business Reporting Processor」や、複数のXBRL形式の財務データを関連づける「同XML Link Processor」も同時期に出荷する。

 価格は、8月に出荷するGEMPLANET XBRL仕訳入出力が100万円、Oracle EBS XBRL仕訳入出力が500万円。11月に出荷するXiRUTEは250万円から。

栗原 雅=日経コンピュータ