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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は8月6日、パソコン・サーバー「ProLiant」の拡販戦略「ProLiantレボリューション」を打ち出した。(1)運用管理ソフト「OpenView」との共同販促、(2)新しい商品発送サービスの提供、(3)保証期間の延長、(4)製品の性能向上、(5)価格変更の5点で構成する。

 中でも変わり種は(1)。Windows版OpenViewを買うと管理サーバーとして30万円相当の「ProLiant ML 330」が無償で付いてくるというキャンペーンを展開する。上原宏ISSビジネスプランニング本部長は「旧HPのOpenViewと旧コンパックコンピュータのProLiantの共同販促は、ある意味合併の象徴」と語る。

 (1)では、Windows版OpenViewの管理サーバー用ソフトの価格を半額(350万円を175万円)にするとともに、OpenView購入者にサーバーを無償で提供する。また、5台以上のProLiantとWindows版OpenViewを導入した場合は、管理対象となるサーバーに常駐するエージェント・ソフト5台分を約4割引(433万円を260万円)にする。管理対象としては、Windows以外にLinuxや商用UNIXが動作するサーバーも可能。共同販促キャンペーンは今年12月末まで。

 (2)はラック・マウント型サーバーを受注した際、日本HPがあらかじめシステムを設定して出荷する有償サービス。ラックにサーバーを収め、ケーブルを配線した形でユーザーに届ける。ユーザーはシステムを構成する手間を軽減できるほか、ラック、サーバー、周辺機器をそれぞれ保管するために必要な一時的なスペースを確保しなくて済む。料金は5万円から。

 (3)では、ProLiantの全モデルでオンサイト保証期間を1年から3年に延長した。「全モデルで3年間の保証というのは、私が調べる限りほとんどなかった」と上原本部長は自信を持つ。(4)では、サーバーの61モデルでプロセサの処理速度を向上させるなどのバージョン・アップを図り、クラスタ構成用のツールなどオプション46製品を出荷する。(5)では、サーバー110製品で最大24%、追加メモリーなどオプションで最大42%の値下げを実施する。

 日本HPの樋口泰行社長は、ProLiantレボリューションに関して「一連の施策を通じて、インテル製プロセサを搭載するサーバー市場でシェアを30%まで伸ばしたい」と抱負を述べる。ただし、達成時期の明言は避けた。現在の同社のシェアは「当社調べで17~18%」(上原本部長)という。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ