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携帯電話を使った電子チケット認証を
実演する、ぴあの矢内廣
代表取締役会長兼社長

 興行チケット取り次ぎ最大手のぴあは、電子チケット・サービス「電子チケットぴあ」の本格商用サービスを、10月22日に開始する。電子チケットを購入した顧客向けに割引サービスなど各種クーポンを配信する「電子クーポンぴあ」も同時に開始する。

 ぴあはサービス開始の時点で、都内を中心とした映画館やライブハウスなど40カ所に、電子チケットで入場するために必要な専用認証端末「デジゲート」を設置。また渋谷、新宿、銀座など都内5エリアで電子クーポンを配信する。チケットを購入した顧客は、携帯電話かICカードに電子チケットをダウンロードする。携帯電話からデジゲートに電子チケット・データを送信したり、ICカードをデジゲートに読み込ませることで認証を済ませ、会場に入る。

 顧客は、チケットを受け取るためにチケット販売窓口に出向いたり、郵送してもらう必要がなくなる。さらに、チケットをイベントの開始直前まで購入できるほか、これまでの購入履歴や、購入したチケットの座席表をネットで確認できる。サービスを利用するには、ぴあのサイトでの無料会員登録が必要。チケットを1枚購入するごとに210円の利用料金がかかる(映画チケットなど低額のものを除く)。

 ぴあは登録した会員向けに「デジポケ」というインターネット上の電子チケット保管庫を用意し、複数の会員分のチケットを一人が代表して購入したりできるようにした。デジポケを利用して電子チケットをあらかじめ同伴者に転送しておけば、イベントの会場内の座席で待ち合わせることもできる。

 現在、電子チケットぴあを利用できるのは、NTTドコモの504i、505i、FOMAといった赤外線ポートを備えた携帯電話のみ。ぴあは「来年中には、他のキャリアの携帯電話でも利用できるようにしたい」としている。ICカードを利用する場合は、NTTコミュニケーションズのICカード・サービス「セーフティパス」を申し込む必要がある。

 ぴあは、電子チケット・システムをNTTコムと共同開発した。ぴあとNTTコムの合弁会社「ぴあデジタルライフライン」がシステム運用・保守を担当する。

(広岡 延隆=日経コンピュータ)