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 日本郵政公社のパソコンがブラスター・ウイルスの亜種「ナチ」に感染した。感染したのは、北陸支社管内の郵便局にあるパソコンと見られるが、場所や台数は不明。感染の拡大を防ぐために北陸支社管内のパソコンをネットワークから切り離したため、北陸支社管内の郵便局で小包や書留の配送状況を追跡するサービスが提供できない影響が出ている。

 同公社システム部によると、ウイルス感染がわかったのは10月21日昼すぎ。ウイルス対策ソフトを導入してある金沢中央郵便局のパソコンから、「ウイルスを検出した」とのアラートが上がった。続いて、福井県や石川県の局のパソコンからも同様のアラートが上がった。これを受けて北陸支社管内(富山、石川、福井の3県)で800郵便局につながるネットワークを公社のWANから切り離した。

 日本郵政公社は8月にもパソコンが「ブラスター」と「ウェルチ」に感染したばかり(関連記事)。これを受けて、順次パソコンにウイルス対策ソフトを導入し、Windowsを最新版にする対策を進めていた。しかしこの作業はまだ完了しておらず、今回の感染源は未対策のパソコンが原因と見られている。

 22日15時現在、北陸支社管内の郵便局とのネットワークは再接続されている。同管内のパソコン約2500台は、一旦ネットワークから切り離し、感染していないことを確認した上で、順次、再接続する作業を進めている。

坂口 裕一=日経コンピュータ