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写真●NECの松本滋夫取締役専務
写真●NECの松本専務
 NECは10月23日、2003年度中間期(2003年4月~9月)の決算を発表した。連結の売上高は前年同期比で5%増の2兆2830億円、営業利益は前年同期比で2.2倍の580億円だった。NECの松本滋夫取締役専務(写真)は、「不十分な水準だが、底打ちして回復軌道に入った」とする。

 内訳ではネットワークソリューション事業の売上が大きく伸び、前年同期比20%増の8525億円、ITソリューション事業はほぼ横ばいで9494億円だった。

 ネットワークソリューション事業は、国内と海外を合わせて出荷台数が倍増した携帯電話の影響が大きい。250億円だった営業利益の7割が携帯電話関連だという。

 ITソリューション事業の売上高は、厳しい市場のなかで前年並みを確保。営業利益は昨年同期の299億円を上回り339億円だった。「パソコン事業の採算性が改善されたため」(松本専務)と説明する。しかし「利益の内訳はソフト、サービスがほとんどを占め、パソコンを含むハードによる利益はほぼゼロ」(同)だという。

 NECは今後もSCMや部品の集中購買などで原価の低減を積極的に進め、パソコン事業の黒字定着を目指す。サーバーは原価低減に加えて、フォールト・トレラント・サーバーやブレード・サーバーなどの高付加価値製品へのシフトを進めるとしている。

(坂口 裕一=日経コンピュータ)