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 NTTデータは11月6日に、2004年3月期の中間決算を発表した。連結売上高は前年同期比5.7%減の3573億円、営業利益は同10.4%減の238億円だった。前中間期の業績を押し上げる要因の一つだった、NTTドコモのiモード向けシステムの開発に伴う売り上げが、システムの完成によって大きく減少したことが、減収減益の大きな理由だという。

 今回の中間決算の結果について、同社の浜口友一社長は「苦しい中でなんとかここまで持ってきたという感じだ」と話す。単に大型案件による押し上げ効果がなくなっただけでなく、「依然として、システム・インテグレーション・ビジネスのデフレ傾向が続いている。こうした状況の中で売り上げを伸ばすのは簡単ではない」(浜口社長)ことが業績に影響しているという。

 ただし同社は、連結売上高8400億円、経常利益530億円という今年度の通期の業績予想については変更していない。下期にかけては、一層の営業努力を続けるとともに、大手企業のシステム子会社の買収などによる増収の可能性を探る。また外部の協力会社との契約形態の見直しなどによる生産性の向上を進めて利益率の向上を目指し、現在の業績予想の達成を目指す。

(中村 建助=日経コンピュータ)