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 日本IBMは12月9日、Javaアプリケーション開発ツールの新版「WebSphere Studio Application Developer V5.1.1」を発表、出荷した。最大の特徴は、クライアント画面向けのGUI開発機能を強化したこと。「Javaアプリケーションで構築した画面は従来、VisualBasicで構築した画面に比べて操作性がよくないと言われることが多かった。今回の機能強化で、JavaアプリがVBアプリの操作性を超えた」。日本IBMの山下晶夫ソフトウエア事業WebSphere事業部長はこう強調する。

 旧VisualAge for Javaの流れをくむWebSphere Studio V5.1.1は、GUI構築用のフレームワーク「JavaServer Faces(JSF)」を搭載。ボタンやチェック・ボックスなど従来からある画面部品に加えて、今回新たにコンボ・ボックスやパネルといった部品を用意した。

 JSFは、Javaに関する標準化団体「The Java Community Process(JCP)」が、現在標準仕様の策定を進めている。2004年前半には最終決定になる見込みだ。

 WebSphere Studio V5.1.1ではこのほか、画面上のボタンを押したときに動作するアプリケーションの指定や、テキスト・ボックスに入力した文字を格納するデータベースの指定などを、マウス操作だけで行える「WebSphere Data Object(WDO)」機能を用意。「コーディングが不要な分だけ開発生産性を高められる」(山下事業部長)。新版の価格は14万3000円から。

(大和田 尚孝=日経コンピュータ)