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 コンピュータ・アソシエイツ日本法人(CA)は2004年2月、システム運用フレームワークの国際標準である「ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)」に基づいた教育サービス「ITIL実践コース」を開始する。

 CA日本法人テクノロジーディビジョンの足立高敏リージョナルヴァイスプレジデントは、「当社はこれまで、運用管理ソフトを提供してきた。だが、それを使いこなすためには、運用業務のプロセスの確立が不可欠だ。ITILの教育サービスを提供することで、運用担当者は、どう業務プロセスを確立していけばよいかを把握できる」と説明する。

 2月から実施予定のITIL実践コースでは、ITILで定められたシステム運用、ITサービス管理に関する基礎知識を受講者に教える。ネットワーク利用者からの問い合わせがあったり、システムの状態に異常が現れたときにとるべき業務プロセスである「インシデント管理」や、システム利用者とシステムの稼働率などを定めていく「サービス・レベル管理」といった、ITILで定められている11種類の管理プロセス手法を解説する。

 ITIL実践コースは、(1)ITILの基礎知識を身に付け、国際的な認定資格「ITIL Foundation」を取得するための講義と、(2)ITILに基づいたシステム運用演習からなる。(2)では、CAが販売する運用管理ソフト群「Unicenterファミリ」、運用管理情報を共有するソフト「iCan Provider Suite」を使う。期間は(1)が3日間、(2)が2日間である。ITIL実践コースの受講料は、一人あたり30万円。この料金には資格試験の受講料も含む。(1)、(2)を個別に受講することも可能だ。(1)だけの場合、一人あたり23万円、(2)だけの場合、一人あたり10万円。

 CA日本法人はITIL実践コースを始めるに当たり、ITILに基づいた教育サービス事業を手掛けるカナダのピンク・エレファントと業務提携した。ピンク・エレファントは、欧米やオーストラリア、アジア地域でITILをテーマにした教育コースを年間500件以上実施している大手教育サービス会社である。

 ピンク・エレファントのデビッド・ラトクリフ社長兼CEO(最高経営責任者)は、「ITILを参考にして運用業務を見直せば、ITサービスの品質向上に結びつけることができる。そのため、日本の情報システム部門にも、ITILは広く受け入れられるだろう」と、みている。

西村 崇=日経コンピュータ