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 エリアビイジャパンは、インターネット経由でも安全に社内サーバーにアクセスできるようにするSSL-VPN構築ソフト「SWANStor EasyAccess」を2月に発売する。Webアプリケーション以外を利用する際にクライアント側に必要となるJavaアプレットのサイズを、数十Kバイトと小さくしたのが特徴である。

 SSL-VPN構築ソフトは、Webブラウザが備える認証/暗号化技術SSL(セキュア・ソケット・レイヤー)を利用することで、クライアント側に特別なソフトウエアを導入しなくても手軽にVPN(実質的な専用線網)を構築できるようにする製品。IPSecを用いたVPN装置に比べて導入の手間がかからないという利点がある。

 Webアプリケーション以外を利用する場合は自動的にJavaアプレットをクライアント側にダウンロードし、社内に設置したSSL-VPNゲートウエイとJavaアプレット間で通信を暗号化する。エリアビイジャパンの従来製品ではNotesやExchangeなど、利用するアプリケーションごとに対応するモジュール(Javaアプレット)を用意する必要があった。これを新製品では、1種類のJavaアプレットで、TCP/IPで通信するアプリケーションならすべて利用できるようにした。

 SWANStor EasyAccessの“売り”は、Javaアプレットのサイズを数十Kバイトと小さくした点。エリアビイジャパンの水野正博社長によれば、「他社製品のJavaアプレットは数百Kバイトもあるため、PHSなどの低速回線ではダウンロードに時間がかかって使いづらかった」という。「低速回線でもストレスなく使えるのはSWANStor EasyAccessだけだろう」と水野社長は胸を張る。

 Javaアプレットのサイズを小さくできたのは、「JavaアプレットにDNSの機能を組み込んだから」(水野社長)という。既存製品の場合、異なる種類のアプリケーションを利用できるようにすると、Javaアプレットは肥大化しやすかった。Javaアプレット側からはSSL-VPNゲートウエイ越しに社内サーバーを特定することができず、個々のアプリケーションごとにSSL-VPNゲートウエイと通信する機能をJavaアプレットに作り込まないといけないケースがほとんどだったからだ。

 SWANStor EasyAccessは、SSL-VPNゲートウエイと連携してJavaアプレットが社内DNSサーバーを利用できるようにしたことで、Javaアプレットがインターネット経由でも個々の社内サーバーのIPアドレスを取得できるようになった。これによって、アプリケーションの種類が増えてもJavaアプレットのサイズは大きくしなくても済むという。

 価格は、20ユーザーが80万円程度。「100ユーザーでも120万~130万円程度になる予定」(エリアビイジャパン)である。

福田 崇男=日経コンピュータ