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 日本語ドメインはInternet Explorer(IE)では利用できないため、一般ユーザーにとってはメリットが見えにくい。この現状を打破するため、ドメイン登録サービス「お名前.com」を提供しているグローバルメディアオンライン(GMO)は1月22日、日本語ドメイン活性化のための方策を発表した。これにより、一挙に1000万人以上のユーザーが日本語ドメインを利用できる見通しになった。

 アクセスポートが提供している日本語キーワード・サービス「JWord」は現在、1320万人のユーザーが利用している。このJWordのプラグインに、GMOとアクセスポートが共同で日本語ドメイン利用機能を組み込む。JWordプラグインは自動アップデート機能を備えているため、ユーザーによる更新作業は必要ない。すでにJwordのプラグインを導入しているユーザーはそのまま、日本語ドメインを利用できるようになる。新型プラグインは2月1日から利用できるようになる予定。

 日本語ドメインは、Webサイトなどにアクセスする際に入力するドメイン名に、日本語を利用できる技術。例えば「日本経済新聞.jp」などとブラウザのアドレス欄に入力すれば、Webサイトにアクセスできる。アルファベットのドメイン名より分かりやすいため、Webサイトへのアクセス増が期待できる。

 日本語ドメインの最大の課題は、利用者が日本語ドメインを使ってWebサイトにアクセスしようにも、そのための環境が整っていないことにある。NetscapeやOperaの最新版は日本語ドメインに対応しているものの、最大のシェアを誇るIEは依然未対応。日本語ドメインを利用するには、日本レジストリサービス(JPRS)米ベリサインなどが配布するプラグイン「i-NAV」をユーザーが導入する必要がある。そのため、日本語ドメインはあまり利用されていないのが現状である。Webサイトを運用する企業などにとっては、アクセスを期待できないドメインは必要ない。

 しかし、「今からプラグインを普及させるには、コストと時間がかかりすぎる」(GMOの熊谷正寿会長兼社長)。そこで、すでに多くのプラグインを配布済みであるアクセスポートと提携し、既存のJWordユーザーを日本語ドメインに対応させた。

 Jwordは、ブラウザのアドレス欄に会社名や商品名などのキーワードを入力すると、その会社や商品のWebサイトを案内するサービス。BIGLOBEやエキサイトなどのほか、ぴあや、日本旅行、サイバーマップ・ジャパンの地図サービス「Mapion」などとも提携している。例えば、駅名をアドレス欄に入力すると、周辺地図を表示する。プラグインは無償で配布しており、提携先のWebサイトなどにアクセスすると、自動的にインストールされる。対応ブラウザは、IE 5.0以上とMSN Explorer。

福田 崇男=日経コンピュータ