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 音声認識ソフトを開発・販売するアドバンスト・メディアは2月9日、報告書の作成を支援するソフト「AmiVoice Reporter」の出荷を始めた。携帯電話や音声入力機能付きのPDA(携帯情報端末)をネットワーク経由で音声認識サーバーに接続し、データの音声入力を可能にするのが特徴だ。

 同ソフトが想定する主な用途は、モバイル環境におけるSFA(セールス・フォース・オートメーション)やCRM(顧客関係管理)システムとの組み合わせ。営業担当者が携帯電話やPDAに、外出先から音声で日報などのデータを入力できるようになる。携帯電話やPDAへの入力作業は、非定型情報の入力効率が悪いという問題があった。このため、せっかくモバイル環境からデータを入力できる仕組みを作っても、「オフィスに戻って入力作業を改めて行うのが一般的。データ入力そのものをあきらめる場合もあった」とアドバンスト・メディアは指摘する。「発話だけで容易にデータ入力できるようになれば、収集できるデータの質が向上する」と続ける。

 ICレコーダーなどに録音した音声データを、レポート作成に活用することもできる。アドバンスト・メディアが提供するパソコン向けソフト「音声登録クライアント」を利用する。WMA(Windows Media Audio)形式で録音した音声データをパソコンに取り込み、音声認識サーバーでテキスト変換する。音声データを再生しながらテキスト・データを編集することも可能だ。

 価格は100ユーザー用ライセンスが300万円から。カスタマイズ辞書と日本語認識用の「言語モデル・モジュール」のセットが150万円から。2004年度中に1億円の販売を目指す。

広岡 延隆=日経コンピュータ