サンの新型プロセサ
「UltraSPARC IV」

 サン・マイクロシステムズ日本法人は2月16日、新型プロセサ「UltraSPARC IV」を搭載する5機種のサーバー製品を発表した。4月以降順次出荷する。新型プロセサの特徴は、従来プロセサ「UltraSPARC III」相当のコアを二つ内蔵する「デュアルコア・プロセサ」である点。それでいて、搭載サーバーの価格を従来製品並みに抑えた。例えば、「Sun Fire 15K」の後継にあたる「Sun Fire E25K」が9453万6000円からである。

 米サン・マイクロシステムズ エンタープライズ・システムズ・プロダクツマーケティング担当のスティーブ・キャンベル バイスプレジデントは同CPUの性能を「UltraSPARC IIIに比べて2倍になった」と説明。この事実を示すベンチマーク・テストの結果を公開した。UltraSPARC IVとUltraSPARC IIIはバイナリ互換であるため、新型サーバーでも、従来のUltraSPARC III搭載サーバーで動作していたアプリケーション・ソフトをそのまま使える。

 競合製品となる日本ヒューレット・パッカードの「HP Superdome 9000」や日本IBMの「IBM eServer pSeries」からの置き換えを促進するため、同社は「下取りキャンペーン」を本日から開始する。競合他社の製品を、通常の2倍に相当する最大20%で下取りする。

 同時にサンは、2003年11月の米AMDとの提携に基づく初めての製品「Sun Fire V20z」を発表した。1U(高さ約43mm)のきょう体に、AMDの64ビット・プロセサ「Opteron」を搭載する。4月から出荷する。価格はオープンで、実売価格は30万円前後になる見込み。動作OSはSolarisとLinux。ただし、当初提供されるOpteron用Solarisは32ビット版である。64ビット版Solarisは8月に提供を開始する。

(松浦 龍夫=日経コンピュータ)