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 「前年度比でみると、ビジネス・アプリケーション部門が厳しい状況にある」。日本オラクルの新宅正明社長は3月23日、2004年度5月期第3四半期決算の説明会で正直にこう語った。

 第3四半期の売上高は586億4900万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は181億3900万円、純利益は106億5900万円となった(いずれも累計)。事業部門別の売上高を見ると、「ソフトウェアプロダクト」部門、「サービス」部門ともに微減。それぞれ前年同期比0.3%減、3.5%減である。

 ソフトウェアプロダクトはデータベース製品を中心とする「データベース・テクノロジー」とERPパッケージ(統合業務パッケージ)を中心とする「ビジネス・アプリケーション」に分けられる。このうち、ビジネス・アプリケーションが前年同期比59.2%減の13億7300万円と大きく足を引っ張った。一方のデータベース・テクノロジーは前年同期比8.2%増の253億500万円と好調だった。

 ビジネス・アプリケーション部門不振の理由について新宅社長は、前年度で受注したような大型案件が減少傾向にあることを挙げた。「今年度の目標を昨年度とほぼ同じ58億円と見積もっていたが、実績では目標の60~75%になりそうだ」と説明する。

 「サービス」部門は構成要素のうち、「サポートサービス」が前年同期比9.9%増の229億2600万円を記録したが、「コンサルティングサービス」などの不振が響いた。コンサルティングサービスは前年同期比27.8%減の68億8000万円。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ