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 「Windows XP Service Pack2(SP2)には最新のセキュリティ技術を組み込んだ」。今年前半に公開予定の、Windows XP SP2についてこう語るのは、米マイクロソフトのWindowsシニア・プロダクト・マネジャーのマット・ピラー氏。

 Windows XP SP2で、マイクロソフトはセキュリティに重点を置いた機能強化を実施する予定。ピラー氏は、「ブロードバンド技術をはじめ、インターネットはどんどん進化しているが、同時にハッカーはどんどん洗練されている。ブラスター(Blaster)のように爆発的な感染力を持ったウイルスも登場してきた。こういった状況を踏まえて、セキュリティの問題に対応するための最新技術をWindows XP SP2には組み込んだ」と続ける。

 企業ユーザーを想定した取り組みについてピラー氏は、「OSのファイアウオール機能を強化したほか、バッファ・オーバーフローを防ぐためにメモリー保護を強化した。さらにOutlook Expressを使っている場合、添付ファイルへのアクセスを制限できるようにした」ことなどを挙げる。

 また、一般消費者向けには、Windowsセキュリティ センターと呼ばれるセキュリティに特化した管理画面を追加する。パソコン・ユーザーは、Windowsセキュリティ センターを開けば、ファイアウォールの設定や、OSの不具合を修正するパッチ・ファイルの有無、アンチウイルス・ソフトの利用状況などについて、リアルタイムで知ることができる。

 ただし、SP2で実現するレベルのセキュリティに対する取り組みはWindows XPに限られるようだ。例えば、Windowsセキュリティ センターなどは、旧バージョンのWindowsにも有用に思えるが、「こういった革新はWindows XPにフォーカスしたもの」(ピラー氏)だという。

 なお、マイクロソフトは、3月30日から技術者や企業のシステム管理者向けに、Windows XP SP2 Release Candidate1(RC1)のダウンロードを開始した。ピラー氏は、「できるだけ多くのエンジニアにRC1をダウンロードしてもらいたい」と話す。

(中村 建助=日経コンピュータ)