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 NTTドコモ関西は4月12日、兵庫県の一部エリアにおいて3月29日に接続障害が起きていたことを発表した。同地域にいたNTTドコモの携帯電話に電話をかけたりした場合に、違う番号の携帯電話と接続するケースがあったという。原因は音声系交換機のハードウエアの故障である。

 接続障害が起きたのは、3月29日の午前9時39分から10時53分までの間。兵庫県姫路市西部や龍野市などのエリアにいたNTTドコモの携帯電話に電話をかけると、つながりにくかったり、場合によっては、かけたのとは違う番号のNTTドコモの携帯電話に接続したりした。逆に、同地域にいたNTTドコモの携帯電話から電話をかけた場合にも、誤った番号につながるなどがあった。

 原因は姫路市などを統括する音声系交換機のハードウエアが故障したこと。NTTドコモ関西は9時39分、交換機を監視するオペレーション・センターで交換機の故障発生のアラームを受信。すぐさま待機系に切り替えたものの、待機系でも同様の接続障害が起きた。そこで、最初に故障した運用系のハードウエアを交換し、10時53分に完全復旧することができたという。この間、インターネット接続サービスのiモードや、メールの送受信、第3世代携帯電話FOMAの音声通話は正常に利用できた。

 接続障害発生の間は、一般の固定電話やNTTドコモ以外の通信事業者の携帯電話からNTTドコモの携帯電話に電話をかけた場合でも誤った番号に接続されることがあった。接続障害が起きた詳細なエリアは、姫路市西部、龍野市のほか、揖保郡新宮町、揖保川町、御津町、太子町、飾磨郡夢前町の一部の地域。NTTドコモ関西の広報部は、「すべての通話が誤って接続されたわけではない。ただ、交換機が故障していて履歴が取れていないため、どれくらいの件数が誤った番号にかかったかは分からない」としている。

 ハードウエア故障の理由については、「詳細な原因は調査中で分からない。機器の経年劣化の可能性はない」(NTTドコモ関西の広報部)と話す。

 NTTドコモ関西は今回の接続障害を受けて、接続障害発生の時間帯に兵庫県内から発信があったNTTドコモの携帯電話の通話料金を顧客に請求しない。ほかの通信事業者の電話から障害地域のNTTドコモの携帯電話に電話をして、誤った電話にかかったケースについては、「個々の通信事業者と、料金の返還方法について交渉中」(NTTドコモ関西の広報部)である。NTTドコモ関西 広報部は、「NTTドコモ・グループでこのような事態が発生するのは初めて。お客様には大変ご迷惑をかけて、申し訳ございません」としている。

島田 優子=日経コンピュータ