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 ノベルは6月1日、SUSE LINUX3製品の出荷を開始する。今後は、NetWareに代わる主力OSとして位置付け、ディレクトリ・サーバー製品などとともに売り込む。「OSからアプリケーション、サーバー製品からクライアント製品まで幅広く用意することができた。この品揃えを当社の新たな強みにする」と吉田仁志社長は意気込む。NetWareは、今年中にも出荷予定の次期バージョンでSUSE LINUXと完全に統合する計画だ。

 6月に出荷を開始する3製品は、大規模サーバー向けの「Novell SUSE LINUX Enterprise Server(SLES)8」、中規模向けの「Novell SUSE LINUX Standard Server(SLSS)8」、企業向けクライアントOSの「Novell SUSE LINUX Desktop(SLD)1」。価格はオープンだが、推定市場価格でSLESが11万円から、SLSSが4万8000円から、SLDが5ライセンスで6万1000円から。すべて1年間の無償アップデートとセキュリティ・パッチの提供サポートを含む。

 3製品はいずれもカーネル2.4をベースとする。動作環境は、SLSS8とSLDが米インテル製や米AMD製の32ビット・プロセッサを搭載するパソコン。SLESは、インテルやAMDの64ビット・プロセッサにも対応するほか、米IBMのeServer pSeriesや同iSeries、zSeries、S/390上でも稼働する。

 アプリケーションに関しては、日本オラクルやSAPジャパンが自社製品をSUSE LINUXに対応させることを表明している。「Linux市場を拡大させるためには対応アプリケーションの充実が不可欠。ISV(独立系ソフト・ベンダー)の協力を仰ぎ、SUSE LINUX対応のアプリケーションを増やしていきたい」と吉田社長は豊富を語る。

 また、ノベルは3製品の出荷に合わせて、Linux導入を促すための取り組みを始める。6月25日から、24時間365日Linuxに関する相談を受け付ける「Novell Premium Support」を提供。同時期に、NetWareからLinuxへの移行を支援するプログラムを開始する。7月1日には、米ザSCOグループなどに著作権侵害で訴えられた場合、ノベルがユーザー企業を保護する「免責保障プログラム」を始める。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ