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 サン・マイクロシステムズ日本法人は7月1日に、ICタグを利用したシステムの導入を支援する「Sun RFIDデザインセンター」を開設する。ICタグやリーダー/ライター、各種サーバー、SCM(サプライチェーン管理)ソフトといった、システムの構築に必要なハードおよびソフトを自由に検証できるようにする。最終的に、同社のハードやソフトの拡販につなげるのが狙いだ。

 「日本でのICタグの利用は、『タグの情報を読みとれるか』といった実証実験の段階から、『業務にどう利用し、どのように利益を生むか』を考える実用段階に入った。今回のセンター開設はその流れを受けたものだ」。サンの植松裕次執行役員チーフ・テクノロジストはRFIDデザインセンターについて、こう説明する。同社がICタグ専用のセンターを開設したのは、米国に続いて2番目である。

 RFIDデザインセンターは、用賀にあるサン本社内に設置する。大日本印刷や凸版印刷、トッパン・フォームズ、オムロンなどのICタグやリーダー/ライター、SAPジャパンやマニュジスティックス・ジャパン、i2テクノロジーズ・ジャパンなどのSCMソフト、さらに日本オラクルのデータベースや、SASインスティチュート・ジャパンのビジネス・インテリジェンス・ソフトなどを用意している。

 顧客企業はこれらのハードやソフトを使って、ICタグの読み取り精度の確認やソフトウエアとハードウエアの動作確認といった基本的なことから、SCMシステムを使った実業務に即した実証実験までを実施できる。これらはすべて無償で、サンの顧客でなくても使える。センターにはサンの技術者が常駐しており、必要に応じてサポートを受けることができる。

 今回のセンター開設に合わせ、サンはICタグ・システムで利用するミドルウエア「Sun Java System RFID Software」を早ければ7月に出荷する。Java System RFID Softwareは、ICタグから読み取ったデータと製品情報とのマッチングや、既存アプリケーションが利用できるデータ形式への変換など、ICタグ・システムを構築するうえで必要な機能をまとめて提供する。ICタグの標準化を進める団体である米EPCグローバルの仕様に準拠している。動作OSはSolarisとLinux。価格は未定。

松浦 龍夫=日経コンピュータ