データ総研は7月1日、EA(Enterprise Architecture)を推進するためのコンサルティング・サービスを開始した。顧客企業の社内やグループ内でシステムの全体最適を図るための支援をする。

 データ総研営業グループの佐藤幸征営業部長は、「企業グループ内をみると、重複した機能を持つシステムが散在していることが少なくない。このサービスを利用することで、顧客企業はグループ企業内で共有するものと個別に管理するものに整理できる。これにより、重複のないシステムを設計できるので、EAが目指すシステムの全体最適を図れる」と説明する。

 新サービスでは、まず企業内で稼働するシステムのうちどの部分から、EAを推進していくかを見積もる「EAプレコンサルティング」から始める。まず1カ月かけてシステム担当者にヒアリングを実施。顧客企業の社内システムがどの業務に使われているかといったことを調査する。その結果を基に、顧客企業における課題を洗い出し、推進対象とする業務システムを何にするかといった方針を立てる。その後、実際にシステムの整理を進める。

 EAプレコンサルティングの費用は200万円から。今年度中、10件以上の案件を手がけることを目指す。コンサルティングでは、同社のデータ・モデリング手法を基に独自に開発した手法「PLAN-EA」と呼ぶ手法を使う。PLAN-EAはEAで利用する四つのアーキテクチャのうち、企業内で使われているデータ体系をまとめた「データ・アーキテクチャ」を中心にシステムを整理している点が大きな特徴である。なお、データ総研は同日、企業のシステム部門向けにRFP(提案依頼書)の作成支援コンサルティング・サービスも開始した。

(西村 崇=日経コンピュータ)