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 NTTデータシステムズは、同社が販売するERPパッケージ(統合業務パッケージ)「SCAW」に二つの新モジュールを追加すると7月8日に発表した。一つは「eTrans」で、EAI(アプリケーション統合)機能を持つシステム連携用アプリケーション。もう一つは「Frontizm」で、Webベースのワークフロー・ソフトだ。eTransは来年1月から、Frontizmは今月中旬に出荷予定。

 eTransは主にSCAW以外のERPパッケージや自社製システムといった、異なるアプリケーションを統合する。プログラミングなしで、システム間を連携する機能を開発できる「eTrans Designer」も提供する。ほかにはSCAWの財務データを財務情報用XMLデータ標準規格「XBRL」に変換する機能もある。XBRL形式の財務データをSCAWのデータ形式に変換することも可能だ。価格は1CPU当たり350万円。

 FrontizmはWebベースのワークフロー・ソフト。7月中旬に会計、人事モジュールを対象としたFrontizmを出荷し、今後、販売や営業管理といったほかのモジュールにも対象範囲を広げる予定だ。FrontizmはSCAWのフロント・エンドとして利用するという位置づけだが、単独でワークフロー・ソフトとしても販売する。

 NTTデータシステムズは2製品を追加した理由について、「ERPパッケージ市場は、もうERPパッケージそのものの機能を売る時代ではなくなったから」(NTTデータシステムズSCAWパッケージ事業部パッケージ営業部の田野周課長)と説明する。「今、ERPパッケージに求められているのは、ほかのERPパッケージや自社製のシステムなど様々な環境と連携して利用できるようにすること。今回発表した2製品は、それを実現するための製品だ」(田野課長)。

(島田 優子=日経コンピュータ)