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 みずほ銀行は7月17日の土曜日から19日の月曜日にかけて、勘定系システムの統合に伴う移行作業をスタートする。情報系システムをはじめとする各種システムはすでに統合済みである。勘定系が最後の統合作業になる。2002年4月のシステム・トラブルから2年3カ月。今回は入念な準備の上で万全の体制で臨む。

 みずほ銀行の勘定系統合は、旧第一勧銀と旧富士銀の勘定系システムが並存する現在の構成を、旧第一勧銀のシステムに片寄せする。具体的には、旧富士銀の勘定系システムに接続している旧富士銀店舗の営業店システムやATM(現金自動預け払い機)のソフトウエアを更新して、旧第一勧銀の勘定系システムにつなぎかえる。同時に、移行対象店舗の口座データを旧富士銀の元帳から旧第一勧銀の元帳に移す。存続させる旧第一勧銀の勘定系システムは富士通製メインフレームを、利用を止める旧富士銀の勘定系はIBM製メインフレームを、それぞれ使っている。

 移行対象の旧富士銀店舗は約240。これを8回に分けて、順次移行していく。作業は基本的に土曜日と日曜日を利用する。今週末が1回目の移行作業で、最後は12月後半の見込み。作業がすべて終われば、すべての店舗の端末やATMが旧第一勧銀の勘定系につながる形態になり、ようやく一本化が実現する。

 みずほ銀行の勘定系一本化について、他行のシステム幹部は、「今回はぜひ成功させてもらいたい。また失敗したら、金融庁がさらにうるさくなってかなわない」と打ち明ける。

 1999年8月の経営統合発表から約5年、総費用は4000億円とも言われるシステム統合プロジェクトは、ついに最終局面に入った。

(大和田 尚孝=日経コンピュータ)