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 SRAは7月21日、Linux上で動作するデータベース管理システムの新版「PowerGres on Linux V2.0」を発表した。新版はオープンソースのPostgreSQL 7.4を基にしており、性能や稼働率が向上する。出荷は7月28日。価格は5万400円である。

 稼働率の向上は、インデックスのメンテナンス時間の削減によるもの。旧版はPostgreSQL 7.3を基にしており、データベースのインデックスをメンテナンスするためにはインデックス再構成を実行する必要があった。PostgreSQL 7.4では、インデックスに対してVACUUMコマンドを実行できるようになり、テーブルをロックさせずにメンテナンスが可能になった。VACUUMコマンドは、データの更新や削除によってディスク領域を無駄に使ってしまうのを解消するために用いるが、PostgreSQL 7.3はテーブルだけにしか利用できなかった。

 性能は、主に検索速度が向上した。同社の検証結果によると、検索条件にGROUP BY句(同じデータをグループ化する句)を指定した場合に最高で3.5倍、IN条件(いずれかと等しいかどうかを判断するリストを指定する条件)を使った場合に最高で5倍、の速度になった。

 今回、同梱する管理用ツール「PowerGres Administrator Tool」も強化。これまで一つのデータベース・プロセスしか管理できなかったが、複数のプロセスを管理できるようにした。

森側 真一=日経コンピュータ