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 IDSシェアー・ジャパンが、業務システムの導入効果を測定するためのツール「ARIS Process Performance Manager(ARIS PPM)」日本語版の出荷を今月から開始した。「ARIS PPMを利用すれば、システムが業務にどれだけ貢献したかを評価できる」と同社の力 正俊社長は明言する。さらに「システムの導入効果を測定するためのツールは、PPMが国内で初めてだ。競合製品は見当たらない」と続ける。

 ARIS PPMは、業務システムから「出荷リードタイム」、「在庫回転率」、「顧客への訪問回数」、「製品の納期順守率」などのKPI(重要業績指標)データをリアルタイムに収集し、当初見込んでいた業務面でのシステム導入効果の測定を支援する。KPIの設定は、ユーザー企業が自由に設定できる。

 PPMは、アラート機能や要因分析機能を備える。例えば、出荷リードタイムというKPIが目標値通りでない場合、担当者にアラートを通知する。要因分析機能は、どの業務プロセスに不具合があるかを分析し、いくつか候補となる要因を知らせるものだ。

 業務プロセスの改善案を自動的に生成するシミュレーション機能もある。要因分析結果を基に、業務プロセスの改善案を自動的に立案し、プロセス図を作成し、表示する。ただし、この機能を使うためには、IDSシェアーが出荷しているBPM(ビジネス・プロセス・モデリング)ツール「ARIS」で、業務プロセス図を記述していなければならない。

 PPMの導入最低価格は約1000万円。この金額は、ライセンス費用と導入支援コンサルティング費を合算したものである。導入期間は、SAPジャパンのERPパッケージ(統合業務パッケージ)「R/3」で構築したシステムを対象にした場合、最短で10日。自社開発したシステムの導入効果を測定したい場合のPPMの導入期間は、1カ月程度だという。

戸川 尚樹=日経コンピュータ