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 「受験者数は順調に伸びている。ここ数カ月は月300~400人のペースで、この分なら年内に目標の5000人を突破できる」。UML(統一モデリング言語)の認定資格試験を運営するUML研究所の津吹辰彦社長は、「OMG認定UML技術者資格試験」が日本で定着しつつあることを指摘する。

 OMG認定UML技術者資格試験は、オブジェクト指向技術の標準化団体である米OMG(Object Management Group)が推進しているもの。日本ではUML研究所が昨年11月に開始した(関連記事)。UMLの最新版2.0によるモデリング能力を測定するのが狙いで、「アドバンスト」、「インターメディエイト」、「ファンダメンタル」の3種類がある。試験料は3万円。合格率は現在のところ非公開。

 同試験の売り物は、全世界共通の資格であること。「全世界共通なので、エンジニアのスキルを客観的に測る指標になる。この資格が普及すれば、例えば中国のエンジニアにソフト開発を依頼する際に、一定水準以上のスキルを持つエンジニアを集めやすくなる」と、津吹社長は説明する。

 日本では、NPO(非営利団体)のUMLモデリング推進協議会(UMTP/Japan)が、「UMLモデリング技能認定試験」という別のUML技術者試験を実施している(関連記事)。UMTP/Japanは国内での活動が中心だが、中国や韓国の団体との連携を深めている(関連記事)。

 津吹社長はUMTP/Japanとの関係について、「特に敵対しているわけではない。ただ、当社はOMG認定という点を強調していく」と語る。UML研究所はIT関連の就職支援や教育事業を手がけるピーエイの関連会社だが、「OMG認定UML技術者資格試験の運営に関しては、OMGの出先機関のような存在」(津吹社長)。日本以外のアジア・太平洋地域でも同試験を運営する。

矢口 竜太郎=日経コンピュータ