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 マイクロソフトは、オープンソース・ソフトをベースにしたソリューションを提供する北海道のベンチャー企業とWebサービス分野で協業を始めた。

 北海道大学の嘉数侑昇(かかずゆきのり)教授が主導するオープンソース・ソフト開発組織「OpenSOAPプロジェクト」、同組織を母体とするベンチャー企業のテクノフェイスとともに、Webサービス技術を使ったシステム間連携用のミドルウエア「xBPI(crossplatform business process integration)」を共同開発。これを受けて、テクノフェイスは9月2日、xBPIを使ったシステム構築サービスを開始した。両社は今後、協力してマーケティングを展開。Webサービス技術の普及を促す。

 xBPIは、Webサービス技術を使って異なるシステムやアプリケーションの連携を実現するソフト。オープンソースのSOAPミドルウエア「OpenSOAP」を核として、システム間連携に必要なモジュールを組み合わせた、商用ソフトウエアである。マイクロソフトのBizTalk Serverと同様の働きを持つが、Java/Linux環境と.NET/Windows環境のどちらでも動作する点、機能を絞り低価格で提供できる点が特徴としている。業務ロジック設計用のGUIツールも備える。

 マイクロソフトの大井川和彦執行役員は「OSの違いを超えて、Webサービスが使える環境を作り上げることが先決だ。現段階では、Biztalkとの競合は大きな問題ではない」とする。同社には、これまでオープンソース開発の拠点となってきた北海道で、開発者コミュニティとの関係強化を図りたいという意向もあるようだ。6月29日には、ベンチャー育成について道庁と協業を発表している。

本間 純=日経コンピュータ