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 「戦闘機のパイロットは、敵機が動いた瞬間をつかみ、すぐさま判断を下さないと自分が撃ち落とされてしまう。企業も同じだ。自社を取り巻くビジネスの状況が変化した瞬間をとらえて、即座に判断しないと企業間競争に打ち勝つことはできない」。日立システムアンドサービスのオープンソリューション事業部プロフェッショナルサービス部BIグループの奥沢浩課長は、こう主張する。

 日立システムアンドサービスは8月に、「EPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント)ソリューション」の提供を開始した。EPMとは、企業内のシステムからリアルタイムで収集した様々なデータを、経営戦略に基づいて作成した指標(KPI=重要業績指標)と照らし合わせてビジネス状況を常時監視し、必要があれば即座にアクションを起こしたり、経営戦略にフィードバックする一連の活動を指す。CPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント)とも呼ぶ(詳細は日経コンピュータ8月9日号128ページを参照)。

 このEPMの中核を成すのが、ビジネス状況をリアルタイムで表示するダッシュボード・システムである。「ダッシュボード・システムは戦闘機のコックピットと同じ。瞬時に状況を判断し、競争に勝つために欠かせない仕組みだ」と奥沢課長は説明する。

 日立システムアンドサービスが提供するEPMソリューションは、(1)企業の経営課題を分析してKPI(重要業績指標)を策定するコンサルティング・サービス、(2)ダッシュボード・システムを中心とするシステム構築サービス、(3)ダッシュボード・システムなどのEPMシステムと既存システムとの統合支援サービス、の三つで構成する。主に売上高が200億~5000億円程度の企業が対象で、価格はコンサルティングやダッシュボードの設計・構築などを含めて数千万円程度。2007年末までに30社からの受注を見込んでいる。

 日立システムアンドサービスは、コンサルティング担当者やシステム・エンジニア、営業担当者などを社内横断的に集めた「EPMソリューションセンター」を作り、EPMソリューションの販売に力を入れている。10月からはEPMソリューションに、製造業の経営分析に必要な指標をあらかじめ設定したテンプレートを加え。EPMシステムの開発を効率化する。

島田 優子=日経コンピュータ