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 NECは10月7日、米インテルの64ビット・プロセサItanium 2を採用したメインフレーム「i-PX9000」を発表した。独自プロセサを搭載していた従来製品「PX7800SV/PX7600SV」の後継に当たる(関連記事)。12月20日に出荷を開始する。

 命令変換を行うファームウエア「ACOSプラットフォームテクノロジ」を搭載することで、Itanium 2上でACOSの100%バイナリ互換を実現した。OSとして「ACOS-4/VX」を用意。従来のACOS用アプリケーションを一切変更することなくそのまま動作させられる。障害時に命令を再実行する「命令リトライ」やプロセサの障害時に別のプロセサが処理を引き継ぐ「プロセッサリリーフ」といったACOSが持つRAS(信頼性、可用性、保守性)機能も実現した。性能は従来製品と同等だという。

 OSとして、ACOS以外にHP-UX 11i v2、Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linuxがネイティブで動作する。パーティショニング機構により、1台のi-PX9000で複数のOSを独立して動作させられる。ただし、ACOS以外のオープン系OSでは、命令リトライやプロセッサリリーフなどのRAS機能は利用できない。

 今後3年間で500台の販売を見込む。月額レンタル料金は、小型のSモデルが約300万円から、大型のAモデルが約1300万円から。価格性能比は従来製品に対して30%~40%向上したという。なお、従来製品も既存ユーザーの増設用として1年程度併売する。

大森 敏行=日経コンピュータ