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 「製造業の製品設計などを行う開発部門と、製品を実際に作る生産部門の仲が悪い企業は世界中にある。だからこそ、それらの間のコミュニケーションを円滑にするPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ツールが必要だ」。米UGS PLM Solutionsで「Teamcenter」などPLMツールの製品事業を統括するチャールズ・グリンドスタッフ上席副社長は強調する。

 PLMツールは以前、PDM(製品データ管理)ツールと呼ばれていた。「それは単なるドキュメント管理システムにすぎなかった」(グリンドスタッフ上席副社長)。しかし「その後、製造業務のデータ・モデルを描いてツールを作り直したので、現在は開発と生産部門のコミュニケーションを円滑にできるツールに変わった。例えば開発部門の設計変更が、直ちに生産部門に伝わるようになっている」(同氏)という。

 ただし、日本では「海外に比べて普及しておらず、PLMツールの良さを伝えている段階」(グリンドスタッフ上席副社長)にすぎない。製造業の企業の多くはシステムが複雑化し、事業部や製品によってコードがバラバラになっていることが多い。開発部門と生産部門を連携するには、複雑になってしまったシステムとコード体系を整理する必要がある。

 しかしそれは一筋縄ではいかない。「その点に関してはコード変換などのツールなどを利用しながら地道に整理を進める必要がある」(グリンドスタッフ上席副社長)。同社はコンサルタントを増強、ツール販売だけでなくユーザーの業務改革を支援する体制を強化しているという。

安保 秀雄=日経コンピュータ