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 NECは10月28日、2005年3月期上期(2004年度上期、2004年4月~9月)の決算を発表した。連結の売上高は前年同期比で0.9%増の2兆3031億円、営業利益は前年同期比13億円増の593億円といずれもほぼ横ばいだった。エレクトロン・デバイスの好調を、携帯電話端末の不調が相殺した。

 売り上げの内訳は、ITソリューション事業が9627億円(前年同期比1%増)、携帯電話を中心とするネットワーク・ソリューション事業が8998億円(同6%増)、エレクトロン・デバイス事業が4613億円(同増減なし)だった。営業利益は、ITソリューション事業が342億円(同3億円増)とほぼ横ばい。ネットワークソリューション事業は182億円(同68億円減)と大きく落ち込んだが、エレクトロン・デバイス事業が337億円(同121億円増)と伸び、その他の事業や相殺分を合わせると、全体でほぼ横ばいになった。

 2003年度下期のITソリューション事業は、SI/サービス事業で先行投資型のコスト高の案件があり、利益率を押し下げていた(関連記事)。2004年度上期は、プロジェクト・マネジメントの強化などによりSI/サービス事業は想定通りの利益を確保した。オープン系サーバーは引き続き堅調。パソコンは、コンシューマ向けは依然として低迷しているが、ビジネス向けは好調だという。

 ネットワーク・ソリューション事業は、パケット定額制の特需でインフラ事業は伸びたが、携帯電話端末の不調が利益を減らした。国内出荷台数は前年同期比で4割減少した。海外の3Gプラットフォームの安定化が予想通りに進まなかったのも減益要因になった。

大森 敏行=日経コンピュータ