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 「ERPパッケージ(統合業務パッケージ)の概念を大きく変えた」。住商情報システム(SCS)は1月4日、ERPパッケージの新製品「ProActive E2」の出荷を始めた。特徴は、ERPパッケージの機能モジュールをJava部品化し、必要な機能を組み合わせてシステムを構築できるようにした点。エンタープライズ・ソリューション事業部の河野彰事業部長補佐は、「2005年度で450社への導入を見込んでいる」と意気込む。

 ProActive E2は、SCSが以前から出荷していた中堅企業向けERPパッケージ「ProActive」の後継製品。機能的にはProActiveを継承するが、アーキテクチャはまったく異なり、各種機能モジュールと開発を支援するツール群の「SMART-IDE」からなる。今回出荷したのは、「一般会計」、「債権管理」など会計系の6モジュール。今後、ほかのモジュールを順次追加する。

 従来、ERPパッケージを導入する場合、ERPパッケージの機能に合わせて大幅な業務改革を実施したり、自社の業務に合わせたアドオン・ソフトを開発する必要があった。これに対してProActive E2は、SMART-IDEの開発支援機能を利用してJava部品を組み合わせて自社の業務に合ったシステムを構築できる。SMART-IDEは、ERPパッケージを利用する際に欠かせないセキュリティやディレクトリ管理といった共通機能や、テンプレートを作る際に必要な業務分析用のツールなどを提供する。

 SCSは、ProActive E2の出荷にともなってパートナの拡大にも力を入れる。従来、ERPパッケージの構築を担当するパートナは、カスタマイズやアドオン・ソフトの開発で利益を得ることが多かった。ProActive E2を利用した場合、カスタマイズやアドオンが減るため、パートナ企業の利益減る。しかしSCSは、パートナにSMART-IDEを提供することで、「ProActive E2用のテンプレート作成に力を入れ、それをビジネスにしてもらう」(河野事業部長補佐)とする。現在、ProActiveのパートナは15社程度だが、ProActive E2では「パートナを今後2年間で50社まで増やし、パートナ経由での販売を主流にしたい」(河野事業部長補佐)という。

島田 優子=日経コンピュータ