PR

 エンドユーザーの6割は、パソコンOSの「バージョンアップは効果あり」と満足している。大手調査会社ガートナー ジャパンは1月17日、こうした調査結果を発表した。「予想より高い数値」とガートナーは分析する。「エンドユーザーはOSのバージョンアップに対してあまり関心が高くなく、おそらく『意識していない』と回答する比率が最も多くなるだろうと予測していた」と続ける。この調査で、バージョンアップを「意識していない」という回答は、全体の18.5%だった。

 ユーザー企業のシステム部門では、「パソコンOSのバージョンアップはできるだけしない」ところが多い。バージョンアップの作業コストや手間が膨大だからだ。さらにバージョンアップによる業務上の効果を定量的に打ち出せないことも要因である。しかし、今回の調査では、回答者の60.2%がバージョンアップの効果を認めている。

 そのうち、46.3%は「操作しやすくなった」とメリットを述べている。「セキュリティが強化された」、「安定感が増した」、「フリーズが少なくなった」との意見も多かった。いずれも定性的な効果ではあるが、利用者の満足度を知るうえでは、システム部門の担当者の参考になる。

 ガートナーは2004年11月上旬、「パソコンOSのバージョンアップに対する利用者の満足度」と題してWebサイト経由で調査を実施。調査対象1500人のうち、628人から有効回答を得た。「パソコンOSをバージョンアップして効果があった」が60.2%。反対に「効果がなかった」は15.8%という結果が出た。残りは「意識していない」(18.5%)と「分からない」(5.5%)だった。調査回答者は「ほとんどが利用部門に在籍するエンドユーザーで、システム部門の担当者はごくわずか」(ガートナ)と言う。

戸川 尚樹=日経コンピュータ