PR

 「今年はブレード・サーバーのシェア30%を目指す」。日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の上原宏インダストリー・スタンダード・サーバー製品本部長は1月17日、同社が開催した戦略説明会でこう宣言、これを実現するための製品戦略を説明した。ブレード・サーバーのハードウエアと管理ソフトウエアを含めたソリューション製品として売り込む。統一ブランドとしては昨年12月に発表した「HP Blade System」を使う。国内ブレード・サーバー市場における日本HPのシェアは現在22.6%(台数ベース、IDC Japan調べ)。

 「HP Blade System」の売り物である管理ソフト「HP Systems Insight Manager」は、ラックに収納してある各ブレードの状態を1画面で集中管理できる。さまざまな管理機能をプラグインとして追加できることが特徴だ。

 例えば、プラグイン「HP Virtual Machine Management Pack」を使えば、1台のブレードを論理的に分割した仮想サーバーを管理対象に追加できる。Microsoft Virtual ServerまたはVMWareにより分割した仮想サーバーが管理対象になる。近々出荷を始める。価格は1ライセンス(1ブレード)当たり5万2500円。このほかプラグインとしてハードウエアのボトルネックを検知する「Performance Management Pack3.1」を昨年12月から出荷済み。こちらの価格は1ライセンス当たり1万2600円。

 今年6月までに、新たに二つのプラグインを提供する。一つは各ブレードごとにCPU負荷を監視し、負荷が高いブレードの処理を負荷の低いブレードに割り当てるプラグイン「Automation Controller Pack for HP Blades」。もう一つは、OSやアプリケーションをあらかじめ設定した通りに複数サーバーにインストールするためのプラグイン「Rapid Deployment Pack2.0」である。これら二つのプラグインの価格は未定。

 HPはサービス面でも顧客のブレード・サーバー導入を支援する。かねてから実施していたサーバーの従量課金を今年2月からブレード・サーバーでも利用できるようにする。顧客は必要なときに必要な分だけブレード・サーバーのリソース(プロセサやメモリーなど)を購入できるようになる。

 上原本部長は「ブレード・サーバーはサービス・プロバイダなどの省スペースを必要とするユーザーに使われているイメージがある」とした上で、「最新のブレード・サーバーは省スペース性だけでなく管理機能を重視した」と企業ユーザーへの拡販姿勢を鮮明にする。管理機能の強化などで、企業ユーザーのニーズを取り込む。

安藤 正芳=日経コンピュータ