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 ジャストシステムは2月4日、三日前に同社製ソフトに対して製造・販売の差し止めなどを命じる判決が下されたこと(関連記事)を受け、徳島県の本社で記者会見を開いた。その席上で鍋田毅 広報IR室長が、「ユーザーが安心する方法として、判決の対象となった部分を修正するソフトウエアを配布することも検討している」と発言した。

 今回の判決は、松下電器産業が「ワープロ・ソフトの操作方法を説明するヘルプ機能についての特許を侵害された」として2002年秋から訴えていたことに対するもの。東京地方裁判所は、ジャストシステムのワープロ・ソフト「一太郎」とグラフィック・ソフト「花子」に対し、製造・販売の差し止めなどを命じた。

 判決の対象になったのは、「?」印とマウスの絵を組み合わせたヘルプ・アイコンを指定し、別のアイコンの位置にドラッグすると、そのアイコンの機能が表示される「バルーン・ヘルプ」と呼ぶ機能である(関連記事)。鍋田広報IR室長によれば、修正ソフトではヘルプ・アイコンを「?」印だけや、文字だけのアイコンに変換するといった方法を考えているという。

 鍋田広報IR室長は、「今回の裁判では、あくまでも当社が正しいと認識している。修正ソフトの検討も不安に思うユーザーへの配慮からでたことで、決して特許侵害を認めたからではない」と語った。修正ソフトの配布は、ジャストシステムのWebページからのダウンロードを考えているが、「具体的な時期は決まっていない」(同)。

松浦 龍夫=日経コンピュータ